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2019年9月6日

セミナーレポート

「データサイエンスforキッズ」レポート(2019年8月21日開催)

Rejouiは2019年8月21日(水)に、初の試みとなる小学生向けデータサイエンス講座『データサイエンスforキッズ』を開催しました。本イベントは、小学生にとって身近なテーマを通じて、データサイエンスをもとに課題解決をする体験型講座です。
第1回となる今回は、Rejouiがオフィスを構える代々木駅周辺にて小学校5・6年生を対象として開催されました。当日のイベントの様子をレポートします。

 

講師は、Rejoui代表取締役の菅由紀子がつとめました。
「データサイエンティストという職業を知っていますか?」という質問に対して、知っていると答えた小学生は0人。まずは小学生にも理解できるように「データサイエンスとは?」や、データサイエンティストの仕事内容について、子どもたちにとって身近なスポーツなどを事例に説明しました。

プログラム紹介
『どこにハンバーガーショップをつくる?』
・仮説立て
・調査(インターネットリサーチ&フィールドワーク)
・まとめ、発表

今回のイベントで使用したプログラムは、Rejouiが加盟している 社団法人データサイエンティスト協会 より提供を受けたものをもとにアレンジしました。開催地である代々木を舞台に「自分がもしハンバーガーショップを開店するとしたら、どこに出店するか?」というお題で、仮説立案・調査・結論に導くというものです。実は、代々木は知る人ぞ知るハンバーガーショップの激戦区。有名チェーン店をはじめ、テレビや雑誌で紹介されている人気店も多く立ち並びます。

“自分の考え”をアウトプットするグループワーク

まずは『出店場所を決めるにあたってどのような情報が必要か?』について、3~4名のグループに分かれて話し合います。

グループワークの前に、自分の意見を書きだす付箋ワークを行ないました。なるべく多くの意見を出すことが大切なので、Rejouiスタッフも参加し、子どもたちの想像力をふくらませるお手伝い。

緊張気味だった子どもたちでしたが徐々に笑顔が増え、次第にあたまの中をのぞかせてくれるようになっていきました。

Rejouiのメンバーで行なった事前リハーサルでは出てこなかったような柔軟なアイデアがたくさん出ていたのも、キッズイベントの醍醐味です。

フィールドワークにて、自分の足で情報収集を行なう

『必要な情報』が見えてきたら、次は立てた仮説を検証するためのフィールドワークへ。
必要な情報の中には、インターネットや地図から情報が得られるものとそうでないものがあります。たとえば、駅周辺の飲食店や乗降客数などは地図サービスや総務省統計局より公開されている情報をインターネットで調べれば知ることができます。一方で、「この通りは人通りが多いとのデータがあるが、男女構成比はどのようになっているか?」や「候補地付近にゴミ箱はいくつあるのか?」など、パソコンの前に座っていては得ることができない情報を、実際に自分たちの目で確かめにいきました。

フィールドワークでは、この日はじめて会った子たち同士が率先して協力し合う姿勢が見られました。人や車の数を数える人、記録する人などを分担して情報収集をしているグループも。事前に決めた項目以外に、現地で気が付いたことをメモする子がいたりと、目的達成に向けた積極的な姿勢には、スタッフ一同感心するばかりでした。

グループごとのまとめとプレゼンテーション

最後は本日のまとめです。フィールドワークで実際に目にしたことをグループごとに一枚の模造紙にまとめ、どの候補地にお店を出店するかについてディスカッションします。実はこのプロセスは、大人でも頭を悩ませることが多いほど難易度が高いもの。「交通量を重視すればAだけど、清潔感はBだよね」など、重視する条件によって選ぶべき答えが変わります。限られた情報から意思決定することの難しさを体験しながらも、最終的に導いた答えをまとめ、データサイエンティストとしての分析結果をそれぞれ立派に発表してくれました。

イベントの最後に、代表取締役の菅より一人ひとりに修了証書を手渡し。一生懸命取り組んだからこその、達成感溢れるとてもいい笑顔を見せてくれました。
帰り際に、「来年も絶対また来ます!」「楽しかった!」という言葉を子どもたちからもらうことができ、運営側として大変励みになる場面もありました。


今回のイベントは代表取締役の菅が所属する 一般社団法人データサイエンティスト協会 が考案し、昨夏に開講されたプログラムを参考に開催されました。
分析ニーズの高まりとともに、人材不足が課題とされるデータサイエンス領域において、次世代の人材育成の一環として開催を決定しました。今後も、より多くの子どもたちが身近なテーマからデータサイエンスに触れ、関心をもってもらう契機となるよう継続して取り組んでまいります。