CASE01|高校教職員向け「データサイエンス教育研修」実施後インタビュー
2022年11月某日、愛媛県立三島高等学校(https://ehm-mishima-h.esnet.ed.jp/)よりご依頼を受け、データサイエンス教育研修を実施しました。この研修は同校の教職員へ向けたもので、生徒へデータサイエンス領域の教育指導をするにあたり必要な知識や倫理観を紹介するものです。講師は現役データサイエンティストでもある当社代表の菅が務めました。
終了後、実際に研修を受講した、同校の先生へインタビューさせていただきました。
―今回の研修の目的をお聞かせください。
ICTを活用した授業改善に向けて、教職員の知識と意識を向上させるためです。
―研修講師として当社をお選びいただいたのはなぜでしょうか。
生徒を対象にした菅先生の授業を参観した教員から、強い推薦を受けたことがきっかけです。その後、菅先生の教育現場でのご活躍を拝見して、講師をお願いしたいと依頼しました。
―研修を実施してみていかがでしたか?
ほとばしる情熱と豊富な経験・知識をもとに、データサイエンスとは何かという基本的な事項から、教育現場でどう活かすことができるかという実践例まで幅広くお話くださり、それぞれの立場で取り組めることを具体的に考えるようになりました。
―データサイエンスに対して意識の変化はありましたか。
どちらかというと理系寄りの話で、特別な技術がないと扱えないと思っていたのですが、データを読み解き、それを根拠として論理的に解決策を考え、言葉で表わすというのは現在求められている力そのものなので、まずは授業で取り入れてみようと前向きに挑戦する心が芽生えました。
―今後の教育カリキュラムに活かせると感じた内容はありましたか?
教育課程全体を変更することは難しいのですが、「総合的な探求の時間」を活用し、データサイエンスを活かした課題研究に取り組んでみたいと思いました。県内の課題研究の先進校と連携を取りながら進めていけたらと思います。
―さいごに、感想がありましたらお聞かせください。
データサイエンスに関心はあれども、手探りで進むしかなかった教員もいる中で、菅先生と直接お話できたこと、たくさんの事例をご紹介いただけたことは私たちにとって有意義な時間でした。データサイエンスという最先端の世界でも、やはり倫理観が根底になければならないことなどを御教授いただき、これからの社会で生きる生徒と向きあうにあたり、教員として変わらずにいなければならない部分と、変えていくべき部分を知ることができました。実りの多い研修をありがとうございました。
―先生、ご協力ありがとうございました!
おわりに
先生からのお話にもあったように、一般的なイメージとして敬遠されがちなデータサイエンス領域ですが、これからの社会を生きるにあたり、データ利活用の必要性は高まるばかりです。多くの人がこの領域への知識を深めることが、社会の未来へ必ず役立てられると私たちは確信しています。そのためには、子どもたちに正しくデータリテラシーを教育できる指導者が必要です。
「まずは授業で取り入れてみようと前向きに挑戦する心が芽生えました。」このようなお言葉を現場の先生から頂戴できたことは、当社にとって幸甚の至りです。これからも、挑戦する皆さまをご支援してまいります。
Rejouiでは、データサイエンス教育に関するご相談を承っております。小学生から教職員の方まで、受講者のニーズに合わせたカリキュラムや研修をご提供いたします。お問合せは下記のフォームからお気軽にご相談ください。