【インターンコラム】こんなところにデジタル活用!野球編

【インターンコラム】こんなところにデジタル活用!野球編

近年、あらゆる業界でデータサイエンスやAIといったデジタル技術が活用され、ビジネスモデルに大きな変化が起きています。それらは単なる既存業務の自動化に止まらず、今まで放置されていた課題を解決可能にしたり、新たな価値を生み出したりと大きな力を発揮しています。今回は、観戦スタイルに新たな形が生まれている野球業界でのデジタル技術の活用例を2つご紹介します!

膨大なデータをもとに配球を予測「AIキャッチャー」

データスタジアム株式会社は、プロ野球の試合において投手にとって「失点防止に最適な配球」を1球ごとに予測するAIキャッチャーを開発しました。

学習には過去16年間のプロ野球の試合のおよそ400万球のデータを使用し、カウントや点差などのシチュエーションに応じてベストな球種とコースをAIがリアルタイムで提示します。

実際の放映画像
画像出典:https://seikatsusha-ddm.com/article/11741/

私も野球観戦が趣味なのでAIキャッチャーを目にすることは多いですが、提示された配球について家族で話し合ったり、逆に自分自身で配球を予測してみたりと新たな楽しみ方が増えたと思います!将来はサッカーのシュートの瞬間に成功確率が表示されたり、よりノンストップでプレーされるスポーツでもデータを用いた新しい楽しみ方が生まれるかもしれません。

参考
データスタジアム株式会社プレスリリース:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000012766.html
開発インタビュー記事:
https://seikatsusha-ddm.com/article/11741/

自宅から球場に行ける!?次世代の野球観戦「バーチャルハマスタ」

プロ野球球団である横浜DeNAベイスターズとKDDI株式会社は、バーチャル空間上に横浜スタジアムを再現し観戦ができる「バーチャルハマスタ」を開発しました。

このバーチャル空間にはスマートフォンやパソコン、VRデバイスを使って入ることができ、オリジナルのアバターを操作して多くのファンとともに応援することができます。観戦時には球場の盛り上がりを再現するような仕組みが施されていたり、スタジアムの外ではトークイベントが開催されていたりと、本当に球場に来たかのような再現度です。仕事の都合や住まいの関係で球場まで足を運ぶのが難しい場合でも、よりリアルな観戦ができるのは画期的ですね!

スタジアムの外までバーチャル空間が用意されている
画像出典:https://www.au.com/sports/baseball/articles_virtual_hamasta202103/
ヒットやチャンスでの演出など、盛り上げるための要素も盛りだくさん
画像出典:https://www.au.com/sports/baseball/articles_virtual_hamasta202103/

参考
au×BASEBALL記事:
https://www.au.com/sports/baseball/
KDDI株式会社プレスリリース:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000048230.html

今回は野球に焦点を当ててデジタル技術の活用例を紹介しましたが、他のスポーツでも様々な取り組みが行われており、スポーツの楽しみ方はどんどん増えています。ぜひ皆さんも、好きなスポーツでどのような取り組みがされているか調べたり、想像力を働かせて「こんな仕組みが実装されたら面白いなあ」というアイデアを考えてみてください!

この記事を書いた人

名前:柳智也(ヤナギトモヤ)
所属:筑波大学理工学群社会工学類学部3年生(2021年4月)

大学では経営工学を専攻。データを用いて新型コロナウイルスの感染状況を理解する取り組みを見てデータ分析に興味を持ち、2021年4月よりデータ分析企業でのインターンシップを開始。趣味はhiphopを聴くこと。

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